かくれんぼ

tone&ビエール

2011年11月05日 07:28

toneです。


アラビアンナイトの寝物語のように覚めないでと願ってしまう朝です。


テレビをあまり見ない私が、友達の薦めで久しぶりにドラマを見ています。

『蜜の味』


私も少しだけ似たような体験をした思い出があります。


小さい頃に住んでいた町で、隣に住む年の離れた二人兄弟のお兄ちゃんによく遊んでもらっていました。

お兄ちゃんの家は二階建てで部屋がいくつもある大きな家で、二階のリビングには水族館のような水槽があって、よく餌やりをさせてくれました。

ある日、お父さんに買ってもらった自転車の乗り方をお兄ちゃんに教えてもらおうと思っていたのに、外は雨。
お兄ちゃんの家で新聞紙を使って特大のてるてる坊主を作ってる私が悲しそうに見えたのでしょう。
お兄ちゃん家で禁止されている『かくれんぼ』をしようとお兄ちゃんが言い出しました。
おばちゃんに怒られないようにいくつかルールを決めました。

①一階にはいかない
②走らない
③大きな声を出さない
④『もういいかい』ではなく鬼は50数える
二人のお兄ちゃんは小さな私が鬼にならないようにしていたんだと思います。

何順目かし、私が隠れる場所に困っていると上のお兄ちゃんが手を引っ張りベッドの布団にくるまり隠れました。
お布団の中でお兄ちゃんが『シーだよ』と背中から抱えます。
お兄ちゃんの心臓の鼓動が私の背中から伝わってきたのを覚えています。
私は急にドキドキして、お兄ちゃんの手をギュッと握り動けなくなっていました。
とてつもなく純粋でした。

大人になってあれが初恋だと気付きます。
それから2年後、私達家族は引越しします。



話が長くなるので、続きはまた近いうち書きたいと思います。


tone

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